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2012年7月16日月曜日

観音堂についての云々


今日は、半年くらい前に売り出した「観音堂」について、拘りなどを書いておこうと思います。
ポツポツと、購入してくれた方もいて和風な庭にお使いいただいているようです。
ありがとうございます。

制作にはBlenderを使っています。
曖昧な知識に基づいて使っているので、正直できるハズの省プリムもそこそこに、力技で組み立てた感じです。
できる限り本物に近づけたいので、省けない部材はプリム数を消費しても再現しました。

特に、どうしても実現したかったのが軒下の「垂木」と、正面の屋根「唐破風」でした。


真言宗のお寺を訪れた際、質素なお堂なのに屋根が豪奢な観音堂を見て、ぜひこれを再現したいと思っていたのです。
垂木は、屋根の板を支える無数の木材ですが、このお堂は「平行垂木」と呼ばれるもの。
しかも、垂木の段が三段(三軒)もある、重厚なもの。段が多いほど、豪華で格が高くなります。

この無数の木は、できる限りプリムを減らして作ったのですが、それでも三軒にもなると屋根の支えだけで物すごいプリム数に。
気を取り直して、垂木の合間に見える屋根の板は、テクスチャを垂木に合わせて整えました。


また「唐破風」は 、正面の屋根が盛り上がった部分の形状。
正直、これがなければ何割か楽にお堂ができたのですが、これがあると重厚さが全然違うのです。
日本の各地にある地域ごとの社寺でも、(特に真言宗で)この形式のお堂が多いので唐破風も再現したかったのです。

本当はテクスチャにもう少し拘って、本物らしい銅板屋根になったらベストなんだけれど、なんとか銅板らしく見えるかな、程度にまでは出来ました。

・・・そんなわけで、SL内では意外なほど「日本文化」が人気なので、本物らしい日本文化を伝えられたら良いなあ、と考えております。


EDO JAPANに本物を建設してありますので、ぜひ見にきてください。

http://slurl.com/secondlife/EDO%20JAPAN/136/168/27



SL Marketplace : [Japanese Temple S2 Kannon-do]
SL Marketplace : [Japanese Temple S1 Kannon-do]